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2012/12/31[ラグビー蹴球部]

大体大を61-8で制し、準決勝進出を決める!

第49回全国大学選手権対大阪体育大戦


 12月23日、花園ラグビー場にて大学選手権セカンドステージ対大阪体育大学戦が行われた。各4校ずつなるA、B、C、Dのプールで競っていくセカンドステージ。

プールBの早稲田は天理大、流通経済大を制し、最後の大阪体育大戦に臨んだ。 1月2日に控える大学選手権準決勝に進出できるかをかけた一戦。序盤から相手に隙を与えず勢いのある攻撃を見せる早稲田は、後半得点は伸び悩んだものの危なげない試合運びで大阪体育大に61−8で勝利した。

 


 

今試合3トライのWTB中

 前半開始2分。WTBとしてプレーすることが多かった原田季郎(教4)がFBとして出場し、早々にトライを決める。前半9分早稲田は反則を犯し大体大にペナルティゴールを与えるが、そこからは完全に早稲田のペース。WTB中隆彰(スポ4)は前半だけで3トライを決める活躍。そして前半WTB荻野岳志(先理2)、FL金正奎(教3)もトライを決め、早稲田は40−3と大体大に大きくリードし終える。

 

そして後半開始1分、SH平野航輝(スポ2)がトライ。また間もなく後半3分にSO小倉順平(スポ2)が自らトライ、コンバージョンゴールも決め、開始早々早稲田は得点を重ねて54−3。また、後半早稲田は垣永、中、金、上田などの主力メンバーをベンチに下げ、リザーブの出場が目立った。その中でもSH岡田一平(スポ1)が後半21分トライを決める。それから試合終了までの後半、「防戦一方の部分がでてきた(原田)」と振り返るように早稲田は前半のような積極的な攻めがなかなか見られなかったが、61−8で勝ちきり準決勝進出を決めた。


 

途中出場のSH岡田がトライを決めた

 

前半、後半の始めは波に乗って得点を重ねた早稲田であったが、「ペナルティーを減らすことが課題(金)」というように後半はペナルティーの多さからの得点の伸び悩みも見られた。準決勝ではいかにペナルティーを減らすかがカギだ。また、前半の勢いある動きを後半まで継続することも重要となってくるのではないだろうか。選手たちも「体が良い感じで動いてる(原田)」、「調子は絶好調(金)」と準決勝に向けての意気込みも十分だ。

 

 

 


 

1トライ8ゴールの活躍をしたSO小倉

ファイナルステージ・準決勝に進出する4校は早稲田が対抗戦で敗れた帝京大学、筑波大学、また関東大学リーグ戦1位の東海大学。その中で1月2日の準決勝で早稲田が戦うこととなった帝京大学は大学選手権3連覇中、今大会は前人未到の4連覇を狙う。今年早稲田は帝京大に夏の練習試合で0−43、11月の対抗戦では27-37で敗れており、簡単には勝たせてくれないだろう。しかし対抗戦4位から這い上がってきた早稲田。厳しい状況で勝ち抜いてきた今のチーム。そしてこの大一番、準決勝を勝ちきれば、早稲田が大学選手権で優勝したときのみ歌うことが許される「荒ぶる」が国立競技場に響くのも近いのかもしれない。

関連URL
選手コメント 原田季郎・金正奎・古賀壮一郎
早稲田大学ラグビー蹴球部公式サイト
早稲田がひとつになる日。 『100thラグビー早明戦』

(TEXT=関谷公子、PHOTO=猪野史夏)
 


 
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